カウンセリングについて

メンタルヘルスの治療としてのカウンセリング

人は様々なことに出会いながら生きていくなかで、ときに心身ともに疲れ果てたり、病気になったり、途方に暮れたり、パニックになったり、あるいは元気なはずなのに、なぜかむなしく感じたり、生きていくのがつらくなったりすることがあります。

体が弱ったり、風邪を引いたり、こじらせて肺炎になってしまったり、胃潰瘍にかかったりしたとき、私達は、自分の体の中に自然に癒える力があって、休養し、適切な手当てを受け、医者にかかって治療すれば、また元気な体に戻ると知っています。

人の心の健康も原則は同じです。

ストレスで心が疲れたり、心配ごとが増えたり。それをほうっておくとだんだん不安感がひどくなったり、パニック症状が起きたり、鬱になって何もかもが無意味に思えてきたり、もっとひどくなると、絶望的な気分になって、生きていく元気さえなくなってしまったり・・・。このような気持ちになった時、体の病と同じ原理で、私達の心の中には真の健康と癒える力(emotional well-being)が常にあって、心の休養と適切な手当て及び治療によって健康を蘇らせることができるのです。

西欧諸国や北米では、心理療法セラピーやカウンセリングが心のケアーに長年もちいられてきました。たとえば、私がここ10年勤務してきたワシントン大学のクリニックでは、学生達や一般の社会人の方達が、気管支炎になったときに医者に行くような気軽さでカウンセリングを利用しています。

能力や人生の夢を最大限に伸ばす、自己啓発のためのカウンセリング

人は、一般に、「真の心の健康」が蘇ると、自分の持てるかぎりの才能や夢を最大限に発揮して生きたいという気持ちがおのずから強くなります。カウンセリングは、その人の人間性や、心理的及びスピリチュアルな成長を促進する助けとしても役立ちます。

私のカウンセリングのアプローチ

私は、心理療法セラピスト(あるいは、クリニカル・カウンセリング)を学ぶにあたって、サンフランシスコのCalifornia Institute of Integral Studies (CIIS)カリフォルニア統合学研究所)の大学院のIntegral Counseling Psychology (ICP)総合カウンセリング心理学)という学部を選びました。この学部は、「1973年に設立された、世界初の東西心理かつトランスパーソナル心理学専門の大学院の学部です。この学部は、東西の主なスピリチュアリティの伝統と、最近の文化学と社会学の研究、そして現代のサイコアナリシス、ヒューマニスト心理学、システム心理学、トランスパーソナル心理学を土台とした心理療法の実践という画期的なビジョンに基づくものです。」(ICP のサイトより

在学中には、学部の必須で2年間カウンセリングを受けました。これは、自分の心をよりよく知るためと、カウンセリングを受ける側を実際に経験させるという目的で学部が提案したものですが、私はこの経験を通してカウンセリングのパワーを実感する機会を得ました。また、ビルマの仏教僧で居られる Sircar博士(Vipassana/Mindfulness)とインドの僧のChidvilasananda先生(Kashmir Shaivism) に師事して瞑想を習い始めたのも在学中でしたが、今もこのプラクティスは続いています。

今の私のカウンセラーとしての姿勢およびアプローチは、上記のすべての要素の集約だろうと思います。また、私のアプローチは、私自身の変化と共に変わって行き、ここ2年ほどの間は主にマインドの心理学 (Psychology of MIND) とも呼ばれる方法を主に使っています。そのひとつはMindfulness をベースにしたカウンセリングで、もうひとつは原則をベースにしたカウンセリング (Principles based Psychotherapy) です。これは、「マインド(Mind), 意識(Consciousness)、そして 考え(Thought) の3つの原則を理解することによって、すべての人の内に常時存在する…心の真の健康(Well-being)を目覚めさせる」(ウェストバージニア大学Institute of Innate Healthのサイトより)ものです。

また、トラウマ(あるいは、PTSD) の症状治療の場合はEMDR を併用することもあります。EMDR は過去のトラウマの経験やPTSD の様々な症状を治療する効果的かつ穏やかな方法です。